敢えて更新しなかったというのは本当だし、ただ、書くことがなかったと言えばその通りだった。毎日はただ行き過ぎる。それは当然のことで、それ以外に僕らの胸を揺さぶることがあるのか。書き始めると勝手に文字は進んでいこうとするけど、今はそんなことは…
涕は雨の夜に溶け行く夢のごとし 零れ落ちては消え行けど、隠しきれずに溢れ出づれば拾ひ 慟哭は静けきを破れど、心は声をあげず 惑ひは埋もれ、願ひはやみ、残るは偽りの温度のみ
僕はお酒が嫌いだ。アルコール特有のまずさがある。とにかく気持ち悪い。ビールなんかは本当に無理だってときに飲んだら口の中であの味に耐えられずに吐く自信がある。それぐらい嫌いだ。ウイスキーをストレートで飲んで、喉に焼ける感じが来るのなんて別に…
何をきれいと思うか、何を好きと思うかなんて人の自由だ。僕の好きや嫌いは何で象られているのだろうか。 字はその人を表すと言う。僕の字は教科書体や明朝体を目指していた。誰から見ても基本的に見栄えが良いもの。先生が教える正解。実際のところ、止めが…
僕が音楽をまともに聞くようになったのは大学生になってからで、それまでは母の車の中で流れていた音楽ぐらいしか知らなくて、あとは学校の授業ぐらいだった。学校の授業の音楽は好きだった。実技科目は体育の球技と音楽だけ好きという感じで、他は好きじゃ…
これから書いていくことは、本当に何の根拠もないことで、ただ与えられた条件と僕の知っていることから考えただけのことである。そのため、あまり本も読まなくて知識もなければ頭も悪い僕が適当に考えただけの戯れ言であるということは理解しておいてほしい…
年末年始は嫌いだ。一年で最も寂しいときだから。周りのみんなはどこかに行ってしまう。僕は外が人だらけなのが好きじゃない。結果独り籠る。いや、いつも独り籠っているんだから、そんなに悲観すべきことじゃないはずなんだけど。普段よりも独りでいないこ…
ただ同じところを回っている 螺旋階段のように上下するでもなく ただそこで回って止まる そしてまた回される ひたすら変わらぬ景色を眺め やがて飽きて止まってしまう 誰が回し続けるんだろうか どうして回り続けているのか そんなことは一切わからずに 理想…
最近ブログをまったく更新してなかったのはモチベーションがなかったからってTwitterの方で言ったけど、本当にただそれだけのことで。もともと書くべきことなんて過去のことだけで、それ以外は思いついたままに書いてたおまけみたいなもんで、そのおまけが少…
冬は寒い。寒いから冬。そんなことを気にするようになったのはいつからだろうか。よく覚えていない。いつものように玄関を出た僕を唯一見送ってくれるのは、すぐに消えてしまうドアの閉まる音。ひたすら乾燥していた。目の前を横切る道。たくさんのアパート…
世界が泣きそうになっていたから、どうしたらいいかわからなくておどおどしていた。どうして泣きそうになったかもわからない。それをなんとなく外から観測していて、気づいたらそんな感じになっていて、不安定な人なんじゃないかと思って変な気分になった。…
適当にDドライブになんでも突っ込むのをやめなさい。頭の中を整理するにはまずそのパソコンを整理することが必要だよ。容量がいっぱいになるまで整理しないのはやめなさい。破裂してから困るのはあなたでしょ。…本当にいつもの僕自身だから笑ってしまう。た…
僕は脳みそのねじがぶっ飛んでるから普通にやるといつもダメになる。打算が嫌いだ。悪を理不尽を憎む僕は正義を騙る風の前の塵だ。 そうだ。君たちの謳歌する恋とはなんぞや。僕の生きている生とはなんぞや。少しは教えてくれたっていいじゃないか。なんだそ…
つまらない存在だと思った。ニンゲンは取るに足らない存在だ。無に帰すべき存在だ。ムニティスというサッカー選手がいた。僕は無に帰すという単語を使いたいときはムニティスと言うから、ムニティス。人間はムニティスになるべきだ。サッカー選手と言えば、…
雪の井の頭公園を散歩する。スーツケースを引きずって。傘を差して。落ち葉の群れと留め置かれたボートの連なり。曲がりくねった池を囲む道はひた寂しく、濡れた木製の椅子も人恋しさを連れてくる。手袋のない両手が冷たい。木々の静けさは耳に染み入る。ふ…
好きな人、不確定性原理、無関心な人…。反芻してみると咀嚼できていないものがたくさん這い上がってくる。人と話をするというのはなかなかに興味深い、そんな風に思えた。思っている。だからあれは実りのあるものだった。僕の平生はそのままに、他人の世界を…
大自然の中、濁る川の中、蜘蛛の巣の中。 この川の中にはさまざまの野生がいるらしい。 内臓だけを喰らうもの、一同に介し何もかも喰らい尽くすもの、丸めて一飲みにしてしまうもの。 これはまさに品がなくて美しい世界だ。資本主義特有の美しさだ。 あゝ、…
負け犬を聞いている。優雅だ。優雅な夕方には読書が似合う。読書をしながら紅茶を飲む。英国人か。英国人かぶれか。僕は日本人だからそんなことはしない。僕にとって優雅な夕方はぼーっとして思索に耽っている夕方だ。そこには何もない。ただ座っていても良…
僕は人前では良い子ちゃんになろうとする(が、コミュ障なのでなりきれない)人だったので、先生との関係も特に悪くなかった。いや、これは訂正しなければならない。家庭科の先生がなぜか僕のことを嫌っていて…おそらくこれは姉がソフトテニス部で、この先生が…
孤高の天使のその化身 傷を負っても知らぬふり 気高き正義の存在は 小さな国の王様よ 人に愛され媚びを売り 獲物を見つけ手を伸ばす 勝手気ままな自由さも 許される身は羨まし 逃げて隠れて生き抜いて 保健所だけは免れた 嫌われ続けるその主は いつかの僕の…
「そこはかとなくかきつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」 ――本当に適当に思っていることなのか思っていないことなのかもわからず、ただ書き綴ってみるというのは、それは会話に近い挑戦なんじゃないかということを今瞬間的に思ったけど、やはり書くに…
宵闇に染まった街で、彼とぶらぶらと話し、歩いていた。大学生の騒ぎ声がする。月は雲に隠れ、ぼんやりとしか光を送らず、行く先を照らすのはほぼ人家と街灯の明かりのみ。ときにぼんやりと同じ角度で光に向かって旋回し続ける虫を眺め、ときに車のヘッドラ…
僕は人が楽しく生きられるかどうかにおいて、最も重要なのはその遺伝的な性質であると考えているけど、また、環境の要因もとても大きいと考えている。僕の中学~高校時代は、とにかく環境が良かったというべきだと思っている。今回はそんな中学校時代につい…
腸(はらわた)を裂いて笑う君を ぼんやり熟視り(まもり)生きていた やがて痛みもなくなって 笑いながら眺めていた いつの間にか時は流れ そして君は居なくなった 取り残された僕は一人 血潮の熱に気付かされた
前回は主にサッカークラブのことについて書いたけど、今回はそれ以外で小学校時代に印象的だったことを適当に書いていこうと思う。 まず、僕のことを避ける人たちがいたことについて。これはサッカーの人たちも含めてだけど、僕のことを避ける人たちがいた。…
――あの頃は無敵だった。僕は幼稚園の年少(幼稚園2年のうちの1年目)で自転車の補助輪を外した。特に誰とも仲が悪いという感じはなく、当たり前に当たり前を過ごしていた。幼稚園の年長(2年目)になると、掛け算九九を覚えた。これは単に姉が小学2年生で覚えて…
僕が幼少期(幼稚園以前)について主に覚えていることと言えば、ジャングルジムに登れなかったこと(今でも高所恐怖症なので登れる気がしない)、紙飛行機の先に木の実をつけて飛ばしていたこと、車が好きで本に載っている車をすべて覚えていたことなどがある。…