冬は寒い。寒いから冬。そんなことを気にするようになったのはいつからだろうか。よく覚えていない。いつものように玄関を出た僕を唯一見送ってくれるのは、すぐに消えてしまうドアの閉まる音。ひたすら乾燥していた。目の前を横切る道。たくさんのアパート…
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